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第1期 第12回 医鍼連携研修

第1期 第12回医鍼連携研修を下記要領にて開催しました。

会場:東京大学医学部附属病院 中央診療棟2 7階中会議室
日時:2018年6月16日(日)9:30~16:50


9:30〜11:00 中医鍼灸
11:00〜12:40 経絡治療(総論まとめ)
13:40〜15:10 経絡治療(自律神経症状)
15:20〜16:50 現代医学


※予定していた現代鍼灸の講義は、9月の経絡治療枠で行う予定です。

中医鍼灸

中医鍼灸、横田先生デモンストレーションの様子
中医鍼灸、横田先生デモンストレーションの様子

前回に引き続き、テーマは弁証論治(四診合参、治病求本)です。
症例問題とその解説の講義ののち、研修生を実例をもとに弁証論治から治療までのデモを実施しました。
主訴は「気持ちが悪い、お腹の調子が悪い」。本日の講義であった切診・舌診・脈診・腹診をし証を立てて刺鍼です。舌診は大きなスクリーンに映し出して特徴の説明がありました。
また、抜鍼の時に絡んだ鍼の対処など教科書の知識からさらに一歩踏み込んだ実践方法や、臨床で実際に反応が出やすい腧穴のお話などうかがえました。
デモの中で研修生からは活発な質問がなされ、横田先生が熱心に答えられていました。

経絡治療(総論まとめ)

経絡治療、相澤先生講義の様子
経絡治療、相澤先生講義の様子

内外の陰陽・五行論・五行色体表による臓腑の系の動的システムとしての経絡治療の概念と、岡部素道先生が興した経絡治療の歴史についての講義です。日本鍼灸医学などであまり語られていないけれど経絡治療で重要なことが相澤先生から語られました。

中医に引き続き研修生を実例をもとに、主訴「アトピー性皮膚炎、下腹部痛」の証立て。最初に主訴の病態を引き起こす可能性がある経絡の失調の解説があり、続いて腹診により下腹部痛の性質などを見極め、先に説明があった経絡の失調と結びつく部分を割り出し、本治を考えていきます。腹診では様々なパターンの所見を、触り慣れない人のためのコツを含めて教えていただきました。

経絡治療(自律神経症状)

経絡治療、周防先生デモンストレーションの様子
経絡治療、周防先生デモンストレーションの様子

今回は臨時で、現代鍼灸の講義に代わり経絡治療が2コマありました。現代鍼灸はこれから先の講義で振替になります。
2コマ目の経絡治療では、自律神経失調症をテーマとした講義です。
自律神経症状の種類と関連する臓腑・脈診・本治の解説、触診での所見とその見つけ方をスクリーンに投影しながらの解説ののち、二人一組での実技です。特に腹部や背部に出る所見とその刺鍼については、症状別に詳細な解説がありました。
研修生は講義で解説された脈の状態があるか・触診で所見があるかを確認したのち、会場内にいるチューターへ確認や質問をし、それぞれが疑問を解決していました。

現代医学

現代医学、津田先生講義の様子
現代医学、津田先生講義の様子

医療記録の読解と作成の基礎の後編です。
訪問診療記録・救急診療記録・ICU記録の各フォーマットについての読み方、診療情報提供書の書き方の講義がありました。
本日の現代医学の実習は、二人一組のペアでそれぞれに与えられた症例に対する診療情報提供書の作成です。
症例にある病歴や身体所見から見立てを行い宛先診療科を推察し、フォーマットに則り一つの形に仕上げて発表し、津田先生の解説を受けました。作成する一方で、他グループの発表を聴くことにより様々な症例に触れることができました。