医鍼連携研修

チーム医療の一員として、治療方針を立て、結果を出せる臨床力を身につける!

 患者ニーズの多様化に伴い、医療における多職種連携が進んでいます。鍼灸治療においても、従来からの同意書による連携に止まらず、診療情報提供書等で医療機関とより広く連携することが求められます。

 本研修では、医療の一翼としての鍼灸治療を担っていくことができる人材を育成します。

 なお、医療と鍼灸の連携を推進するという研修の趣旨から、鍼灸師だけでなく医師や歯科医師にも(刺鍼技術に関する一定の要件は設けますが)研修の門戸を開いています。

講義の様子
講義の様子
  • 医師による現代医学の講義があり、西洋医学の視点からもポイントが学べる
  • 現代鍼灸・中医鍼灸・経絡治療の理論と臨床をニュートラルに学べる
  • 研修受講後、医鍼連携を実施している病院を見学する機会を提供する予定

1. Common diseaseへの対応を確実に身につける

  • 臨床で扱うことが多い12疾患について学びます【1年次、一部2年次】
  • 「現代医学」「現代鍼灸」「中医鍼灸」「経絡治療」の切り口で、同一疾患にアプローチ
  • 実技も行います(学生は見学) 

Common diseaseとして取り上げる予定のテーマ

  • 頸肩腕痛
  • 肩関節痛
  • 腰痛
  • 腰下肢痛
  • 膝痛
  • 頭痛
  • めまいと耳鳴り・難聴
  • 呼吸器疾患
  • 便秘と下痢
  • 婦人科疾患
  • 不眠
  • 疲労・倦怠感

2. 臨床力の強化

  • 少人数による実技【1年次、2年次を通じて】
  • 今後ニーズが拡大する分野にアプローチ【2年次】
    • 現代医学:悪性腫瘍と緩和治療、リウマチ膠原病、皮膚科学概論
    • 現代鍼灸:抗がん剤副作用、関節リウマチ、顔面神経麻痺
    • 中医鍼灸:中風(脳血管障害)、婦人科・不妊治療、アレルギー
    • 経絡治療:がん関連症状、自律神経失調症
  • 模擬治療を活用した治療構成力のレベルアップ【2年次】

3. 総合力の育成

  • 画像診断について【2年次】
  • カルテ・診療情報提供書の書き方(ワークショップ)【2年次】
  • 東洋医学的な考え方について系統的な講義【1年次、一部2年次】
実習の様子
実習の様子

二種類の受講方法

現地研修コースとオンライン研修コース、二種類の受講方法を設けています。

  • 現地研修コース…レジメはPDFで提供、現地にて講義・実技を研修します。併せて現地研修の実録動画を研修1週間後から2週間視聴可能です。
  • オンライン研修コース…現地研修の実録動画を、研修1週間後から2週間視聴可能です。レジメはPDFで提供します。

医師向け現地研修受講のための準備コース

2025年より刺鍼技術を学ぶ機会を持てない医師向けの現地研修受講の準備コース、(医師向け)刺鍼技術基礎セミナーを開設します。

講師は、はり師きゅう師養成校で鍼灸実技を担当する教員です。

応募について

詳細は研修生募集ページをご覧ください。

主な研修講師

講師紹介ページをご覧ください。

研修修了者一覧

研修会レポート

実際に行われた研修会の様子をレポートしています。

研修会レポートのページをご覧ください。

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医鍼連携研修の紹介動画

医鍼連携研修の紹介動画です。現代医学・現代鍼灸・中医鍼灸・経絡治療それぞれの研修風景をご覧いただけます。

(音声あり・2分47秒)